メルセデス、新型GLEクーペを本国で発表。来夏にはプラグインハイブリッドモデルも

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独メルセデス・ベンツは12月8日、SUV「GLEクーペ」にフルモデルチェンジを実施し、来春から販売を開始すると発表した。

今年9月のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアされた2代目GLEクーペの詳細が明らかになった。誕生以来初のフルモデルチェンジを受けた新型のボディサイズは、全長4,939mm×全幅2,010mm×全高1,730mmと先代より39mm長く、7mmワイドに進化。ホイールベースも20mm延長され、ドア開口部が拡大するなど、乗降性や居住性がさらに高まっている。一方、ベースとなるGLEクラスと比べれば、ホイールベースは60mmも短いから、クーペスタイルならではのダイナミックなドライビング性能は期待できそうだ。

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発売時のエンジンラインナップは、「Euro-6d」をパスした3リッター直列6気筒ターボディーゼルを積む2タイプで、272馬力/600Nmの「GLE350d 4マチッククーペ」と、330馬力/700Nmの「GLE400d 4MATICクーペ」となる。来年夏には、2リッター直4ディーゼルターボにモーターを組み合わせ320馬力/700Nmを発揮するプラグインハイブリッドモデル(PHEV)の「GLE350de 4マチッククーペ」が加わる見通しだ。このPHEVは100kmにおよぶEV走行が可能だから、日常使いではほぼモーターのみで事足りそうだ。

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さらに最上級モデルとして君臨するAMGモデルは、435馬力/520Nmの3リッター直6ガソリンターボエンジンに、48V電装によるEQブースト(22馬力/250Nm)を組み合わせた「GLE53 4マチック+クーペ」となる。

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トランスミッションは全車9速ATとなり、AMGモデルは変速スピードを早めた「AMGスピードシフト」を装備する。AWDは前後車軸間で0-100%のトルク配分を自動コントロールするトルクオンデマンドタイプで、ほとんどロールせずにコーナリング可能な「Eアクティブ ボディ コントロール」もオプションで用意。スポーツカー顔負けの運動性能を実現している。

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スタイリッシュな外観をさらに磨き、性能も強化した新型GLEクーペ。現行型も人気が高いモデルだけに早期の国内導入を期待する声が多そうだ。