BMW i3 が助手席レスに、ホテルのような快適空間を演出…CES 2020

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BMWグループは1月7日、米国ラスベガスで開幕したCES 2020において、BMW『i3』をベースにしたコンセプトカー、『i3 アーバンスイート』(BMW i3 Urban Suite)を初公開した。

BMW i3は、デビュー以来7年間、都市部における電動ドライブの楽しさ、持続可能性、インテリジェントなコネクティビティなど、「i」ブランドのアンバサダーの役割を果たしてきた。顧客にも評価されており、プレミアムコンパクトセグメントにおいて、世界で最も売れているEVとなっている。

後席は1名がけの「ラウンジチェア」に変更

BMWグループがCES 2020でワールドプレミアしたBMW i3アーバンスイートは、乗員のニーズに合わせたモビリティを提案するコンセプトカーだ。BMWグループによると、未来のモビリティ体験を創造するための先見的なアプローチを紹介した1台になるという。

ベース車両のBMW i3からの大きな変更点は、インテリアだ。運転席とダッシュボードのみが残され、他の部分は大幅に変更されている。インテリアのコンセプトは、ブティックホテルのリラックスした雰囲気。移動中の車内でリラックスしたり、エンターテインメントを楽しんだり、リラックスした雰囲気の中で仕事に集中したりする場所を目指している。

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BMW i3アーバンスイートは、乗車定員が2名だ。後席は、1名がけの「ラウンジチェア」に変更されており、その横には、タッチコントロールランプ付きの木製テーブルがレイアウトされた。助手席は取り払われ、後席乗員向けの大型フットレストに置き換えられている。天井には、映画などが観賞できる格納式スクリーンを装備した。

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電気式カップホルダー

ラウンジチェアは、ヘッドレストに特別なサウンドシステムが組み込まれた。後席の乗員は邪魔されることなく、好きなエンターテインメントを楽しむことができる。

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乗員がリラックスできるように、BMW i3アーバンスイートには豊富な収納スペースが設けられた。ジャケット、ブレザー、コート用のハンガーを装備する。運転席と木製テーブルの間にある収納トレイには、バッグやノートパソコンが入る。センターコンソールには、飲み物を温めたり冷やしたりできる電気式カップホルダーがレイアウトされた。

インテリアの生地には、リサイクル素材を使用した。ウッドやオリーブタンレザーも使用する。フロアマットは、リサイクル可能な素材で作られている。

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CES 2020ではアプリで呼び出してデモ試乗が可能

また、BMW i3アーバンスイートは、BMWグループの持続可能なモビリティへの取り組みにおいて、さらなる前進を表している。BMW i3アーバンスイートには、ゼロエミッションのパワートレインを搭載。素材は慎重に吟味され、生産プロセスを含めて、資源を有効活用するという全体的なアプローチが貫かれている。

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BMWグループは、CES 2020の開幕に合わせて、BMW i3アーバンスイートを数台、米国ラスベガスに持ち込んだ。現地では専用のアプリを使用して、BMW i3アーバンスイートを呼び出し、運転手付きで目的地まで移動するデモを行う。

 

メルセデス、「外観、ユーティリティ、走り」と3拍子揃ったGLAの最上級モデル「GLA35」を本国で発表

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独メルセデス・ベンツは12月11日、新型「GLA」のトップグレードとして「メルセデスAMG GLA35 4マチック」を発表した。

よりSUVらしいルックスへ進化した2代目GLAに、AMGモデルの“35”シリーズが登場。スポーティなデザインと強化されたパワートレーンで、他人とは異なる個性を求める層へアピールを図る。

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エクステリアの大きな特徴はAMGモデルであることを強く訴えるフロントのパナメリカーナグリル。AMGのアイデンティティであるこのグリルは、縦方向のルーバーによりノーマルモデルとは段違いの迫力あるマスクを実現している。また、外装各所をブラックアウトした、よりワイルドな「AMGナイトパッケージ」もオプションで用意される。

足回りにはロールを抑制しコーナリング速度を高めたAMGサスペンションが奢られ、コンパクトセグメントにもかかわらず、ホイールは最大21インチを装着。さらに、アダプティブ・ダンピングシステムの「AMGライドコントロール」を装着すれば、コンフォートからスポーティまで3段階にサスペンションの設定を選択でき、街乗りでは快適に、ワインディングでは引き締まったライディングという具合に変更が可能。

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ボンネットに収まるのは、35シリーズ共通の2.0L直4ユニット。ツインスクロールターボにより過給されるこのユニットは、最高出力306馬力、最大トルク400Nmとスポーツカー顔負けのアウトプットを発生し、0-100km/hは5.1秒、最高速250km/hと発表される。トランスミッションは「AMGスピードシフト」8速DCTで、駆動力は100:00から50:50までフレキシブルに前後配分を変化する4WDシステム「AMGパフォーマンス4マチック」により路面へと伝える。

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手触りの良い表皮で覆われた室内は、液晶パネルを2枚並べたインパネやMBUXが特徴。インフォテイメントシステムにはAMGモデルだけのグラフィックが用意され、オプションリストにはサーキット向けのデータロガーまで載っているのもファンの心をくすぐる。

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外観、ユーティリティ、走りと死角の見当たらないGLA35 4MATIC。国内でも人気が高まることは必至だろう。

 

GT3風リアウィングを装着。新型ポルシェ911に「エアロパッケージ」設定へ

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「スポーツデザイン パッケージ」を含んで76万円のお得なセット

新型ポルシェ「911」に設定される、「エアロパッケージ」プロトタイプをカメラが初めて捉えた。

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豪雪のフィンランドでキャッチした開発車両は、GT3風の大型リアウィングを装着。エアインテークのボディカラー、マットブラックのC字型コーナーブレードなど911と異なるフロントエンドが見てとれる。リアエンドではマットブラックディフューザーなど再設計されたリアバンパーも確認できるほか、大型の翼は「エアロキット」と「スポーツデザイン パッケージ」を差別化する顕著なパーツと言えそう。

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行き過ぎないエアロキットは911を違和感なくドレスアップ。GT3に似たエクステリアを持っており、992世代のそれを待てないか、過激なパフォーマンスを望まない顧客には良い選択となりそう。

フルキットの予想価格は6,910USドル(約76万円)で、4,890USドル(約53.7万円)の「スポーツデザイン パッケージ」が含まれており、お得なプライスといえる。

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メルセデス・ベンツCLA、初のPHEV設定へ…プロトタイプをスクープ

EV走行は最大70km、クーペ&シューティングブレークともに登場

メルセデスベンツのスタイリッシュクーペ&ワゴン、「CLAクーペ」及び「CLAシューティングブレーク」新型に、初のプラグインハイブリッドが設定されることが濃厚となった。

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極寒のスカンジナビアで捉えた2台の開発車両は、追加された右後部の充電口、ナンバープレートの「E」、黄色の丸いステッカーを除いてほぼベースモデルと同じエクステリアだが、リアエンド「CLA」バッジの横の黒いテープの下には「250e」の文字が浮かんでおり、PHEVモデルであることが確認できる。

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ハイブリッドパワートレインは、「A250e」と共有する1.3リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン+160psを発揮する75kwの電気モーターを搭載、システム総出力は218ps、最大トルク450Nを発揮する。

WLTPによるEV走行の航続距離は60kmから70kmの範囲が予想される。

アウディの電動SUV、『Q4 e-tron』…CES 2020に出展予定

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アウディは1月7日(日本時間1月8日未明)、米国ラスベガスで開幕するCES 2020に、『Q4 e-tronコンセプト』(Audi Q4 e-tron Concept)を出展すると発表した。

同車は、アウディ初の市販EVのアウディ『e-tron』に続く電動SUVを示唆したコンセプトカーだ。車名には『Q4』が冠されていることから、『Q3』と『Q5』の間に位置する電動SUVとなる。アウディは、このQ4 e-tronコンセプトの市販モデルの発表を、2020年内に行う計画だ。

アウディe-tron譲りのエクステリア

Q4 e-tronコンセプトの外観は、アウディ初の市販EVのe-tronと同様、幅広く、ほぼ垂直に設置された八角形のシングルフレームグリルを装備する。グリルの表面は、閉じた構造となっており、空気は左右のマトリクスLEDヘッドライトの下からフロントエプロンまで伸びる、大きなエアインレットから供給される。

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前後ホイール間のシルエリアに設置されたアクセントは、バッテリーがこの場所に搭載されていることを示すものだ。足元は、22インチの大径ホイールで引き締めた。ルーフラインは、後方に向かってわずかに傾斜する。ボディサイズは全長4590mm、全幅1900mm、全1610mm、ホイールベース2770mmだ。

インテリアは、ヘッドレストが一体化された4つのシートを装備した。アルカンターラ仕上げとし、太い糸を使用したダブルステッチによる装飾が施されている。ヘッドライニング、ウィンドウピラー、ドアレールとダッシュパネルの上部には、白とベージュのマイクロファイバーテキスタイルが採用された。室内スペースを制限するトランスミッショントンネルが存在しないため、前後席の両方で、広いスペースと快適性を実現するという。

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バーチャルコックピットと12.3インチのタッチスクリーン

ドライバー正面のバーチャルコックピットには、速度、充電レベル、ナビゲーションといった最も重要な情報を表示する。拡張現実機能を備えた大型ヘッドアップディスプレイを採用した。このディスプレイは、ターンインジケーターといった重要なグラフィック情報を、車両前方の道路上に浮かんでいるように投影することができる。

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タッチエレメントを使用したステアリングホイールの操作パネルでは、頻繁に使用する機能を選択することができる。センターコンソール上の中央部分には、インフォテインメントや車両の機能を表示、操作するための12.3インチのタッチスクリーンを配置した。このディスプレイは、操作性を向上させるためにドライバー側へ傾けられている。

センターコンソールは、シフトレバーやパーキングブレーキレバーを設置する必要がないため、携帯電話用の充電エリアを含めた広い収納スペースとした。水平エリアには、トランスミッションのモードを選択するためのボタンが一体化され、コンソールのフロントセクションのカバーとしても機能する。

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1回の充電での航続は450km以上

Q4 e-tronコンセプトには、モーターを2個搭載する。フロントモーターが最大出力102hp、最大トルク15.3kgmを発生する。リアモーターが最大出力204hp、最大トルク31.6kgmを引き出す。前後のモーターを合わせたシステム全体では、最大出力306hpを獲得する。

駆動方式は、電動4WDの「クワトロ」だ。前後アクスルをつなぐ機械的なリンクは存在しない。電子制御システムが、トルクを一瞬で前後のアクスルに最適に配分する。これにより、あらゆる気象条件やあらゆる路面状況で、最適なトラクションを発揮するという。

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通常はリアアクスルに、より多くの駆動力を配分。ドライバーが、リアモーターが供給可能なパワーよりも多くの駆動力を要求した場合、電動クワトロシステムは、必要に応じてフロントのモーターにトルクを配分する。優れたトラクションにより、Q4 e-tronコンセプトは0~100km/hを6.3秒で加速し、最高速は180km/h(リミッター作動)に到達する。

バッテリーは、蓄電容量が82kWhと大容量で、前後アクスル間のフロア下のほぼ全てのスペースを占める。WLTPサイクルでの航続は、450km以上だ。アウディによると、このクラスのベンチマークを打ち立てるという。また、最大125kWで急速充電を行うことでき、これにより、およそ30分でバッテリーの8割の充電が行える。

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フィアットが小型EV提案へ、カスタマイズ自由自在…CES 2020

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フィアットは1月7日(日本時間1月8日未明)、米国ラスベガスで開幕するCES2020に、『コンセプト・チェントヴェンティ』(Fiat Concept Centoventi)を出展すると発表した。

モチーフは1980年代のパンダ

コンセプト・チェントヴェンティは、小型のEVを提案するコンセプトカーだ。モチーフは、1980年代の『パンダ』に求められた。ボディサイズは、全長3680mm、全幅1470mm、全高1527mm、ホイールベース2430mmだ。フィアットによると、コンセプト・チェントヴェンティは「白紙のキャンバス」という。ルーフ、バンパー、ホイールカバーなどの外装は、「4Uプログラム」を利用して自由にカスタマイズできる。バンパーやフェンダーを、テクスチャー素材にすることも可能だ。

大型のテールゲートには、外部へのメッセージ表示機能が付く。安全上の理由から、走行中は「Fiat」のロゴを表示するだけだが、停止するとドライバーは「メッセンジャーモード」に切り替えることができ、広告などを表示することが可能だ。ソーシャルメディアデバイスとしても機能する。

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コンセプト・チェントヴェンティのインテリアは、エクステリア同様、自由にカスタマイズできるのが特長だ。ダッシュボードには、「レゴブロック」のような特許取得済みのインターロックマウントシステムを採用した。追加コンポーネントを簡単に取り付けることができる。

ドアトリムは、冷蔵庫のドアからインスピレーションを得た。収納ポケット、ボトルホルダー、オーディオスピーカーを取り付けることができる。シートは、クッションやヘッドレストの色や素材を変更できる。 助手席は収納ボックスやチャイルドシートに置き換えることも可能だ。リアシートは回転して格納され、荷物スペースを拡大できる。

新しい素材も導入した。例えばシートは、ポリオレフィン樹脂を配合した新しいプラスチック素材を使う。フィアットによると、一般的なプラスチックよりも重さは3分の1で済むという。シートバックとヘッドレストには、100%リサイクルの糸で作られた「3Dニット」技術を採用する。この技術は、スニーカーやスポーツウェアなど、スポーツ分野ですでに使用されている。

フルデジタルの20インチディスプレイ

コンセプト・チェントヴェンティには、最新のコネクティビティを採用する。インストルメントパネルには、2つのソリューションを用意した。ひとつは、スマートフォンを10インチディスプレイに組み合わせたものだ。ドライバーは自分のスマートフォンやタブレットをダッシュボードに接続して、ナビゲーションや音楽、メッセージングなどの機能が利用できる。

もうひとつが、フルデジタルの20インチディスプレイだ。このディスプレイのサポートは、バッテリーの充電状態や先進運転支援システム(ADAS)、カーシェアリングなどの情報が表示される。

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バッテリー追加で航続は最大500kmに

EVパワートレインも、カスタマイズできる仕様とした。標準状態では、バッテリーが1個搭載され、1回の充電での航続は100kmだ。オプションで、バッテリーを最大3個に増やすことができ、航続は最大で500kmまで延びる。

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コンセプト・チェントヴェンティでは、オープンルーフが選択できる。ルーフには、太陽電池パネルを装備することも可能だ。ソーラーパネルで発電した電力を、駐車中のエアコンの稼働や、デジタルディスプレイの表示に利用することができる。

トヨタ、ペダル踏み間違えによる衝突被害軽減に対応した「シエンタ」特別仕様車“Safety Edition”

2020年1月7日 発売
211万5300円~252万2300円

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トヨタ自動車は1月7日、「セーフティ・サポートカーS」の「ワイド」に該当する「シエンタ」の特別仕様車「“Safety Edition”」を発売した。価格は211万5300円~252万2300円。

 

今回の特別仕様車は「G」「FUNBASE G」をベースに、駐車場などでのアクセルとブレーキの踏み間違いやアクセルの踏みすぎなどで起こる衝突被害の軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ[静止物])」と、目視しにくい周囲の安全確認をサポートする「パノラミックビューモニター」「ドアミラーヒーター」などをパッケージにした「パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ」を特別装備して、安全・安心装備を充実させた。

また、快適装備のスーパーUVカット+IRカット機能付グリーンガラス(フロントドア)、シートヒーター(運転席・助手席)、ステアリングヒーターをセットにした「スーパーUVカット&シートヒーターパッケージ」も採用した。

 

インテリアでは、ベース車ではアクセントカラーがオレンジのインストルメントパネルを全てブラックとし、シックな室内を演出。

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アッパーボックスやインストルメントパネルをブラックとして、シックな室内に

ボディカラーには、人気色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」のほか、「シルバーメタリック」「ブラックマイカ」「センシュアルレッドマイカ」の全4色を設定した。

ロールスロイスの大ヒットモデル『ゴースト』が次期型へ…最終デザインがほぼ見えてきた

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ロールスロイスの高級4ドアセダン『ゴースト』の次期型プロトタイプを、これまでで最もカモフラージュが薄い状態でスクープした。

同社は先日、ゴーストの現行モデルが2019年内に生産終了すると発表しており、この次期型へバトンタッチされることになる。『ロールスロイス 200EX』として2009年4月の上海モーターショーで初公開したゴーストは、6.6リットルV型12気筒ガソリンターボエンジンを搭載、「ベイビー ファントム」として同社史上でも人気の高いモデルとして君臨している。またスポーティモデル「ブラックバッジ」の設定により、若い顧客へアピールするなど、その存在感は抜群だ。

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キャリアカーでの輸送中を捉えたプロトタイプ車両は、これまで隠されていたフロントバンパーのエアインテークが初めて露出、バンパーを囲うようにスポーティなデザインへ刷新されていることがわかる。またヘッドライトのアウトライン、内部ユニットも再設計される可能性が高いほか、リアエンドでは新デザインのテールライトの一部も見えている。

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次世代型では、SUV『カリナン』と同じアルミニウム集約型アーキテクチャ、「Architecture of Luxury」プラットフォームに乗り、ボディの剛性や洗練性を改善。Bピラーからトランクリッドへ続くラインはクーペ風のシルエットとなり、若々しさをアピールする。

キャビン内では、デジタルクラスタ、より大型のインフォテインメントスクリーンやヘッドアップディスプレイ、最新のアクティブセーフティシステムが搭載される。 

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パワートレインは、BMW『M760i』に搭載されている6.6リットルV型12気筒ツインターボエンジンが最有力とされ、最高出力は585psを発揮、8速ATと組み合わされる。また遅れてプラグインハイブリッドの設定も予想されるほか、全輪駆動システムがオプションで設定される可能性があるようだ。

第2世代ゴーストは、2021年モデルとして、2020年内のデビューが濃厚だ。

超高級SUVセグメントの勝者へ。ベントレー・ベンテイガ、初の大幅改良を実施

エクステリアを刷新、回転式12.3インチタッチスクリーンにも期待

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ベントレー初のクロスオーバーSUV『ベントレー ベンテイガ』が初の大幅改良を迎えようとしているが、その最新プロトタイプを厳冬のスカンジナビアでカメラが捉えた。

これまでで最もカモフラージュが軽い状態で捉えたテスト車両ではあるが、未だヘッドライト・テールライトにはステッカーが貼られ、現行モデルと変わらぬグラフィックを装っている。

しかし、入手した情報によれば、「フライングスパー」2020年型と似た新しい照明ユニットを装備、テールライトは「コンチネンタルGT」からインスパイアされたスリムなデザインになるという。またエアインテークを含むバンパーとフロントグリルは再設計されることが濃厚。

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ベントレー ベンテイガ 改良新型 プロトタイプ

心臓部には、エントリーモデルに3.0リットルV型6気筒+電気モーターのハイブリッドモデルを設定。上位には最高出力550psを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボ、最高出力608psを発揮する6.0リットルW型12気筒ツインターボ、最高出力635psを発揮する「スピード」などのラインアップがキャリーオーバーされる予定だが、ハイブリッドモデルを除き馬力やトルクの向上も期待できるかもしれない。

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ベントレー ベンテイガ 改良新型 プロトタイプ

キャビン内では、インフォテインメントシステムに大きなアップデートが期待できる。ベンテイガはVWグループ内でまだ古いシステムを採用している唯一の高級SUVのため、コネクト機能を備えた大型で高精細のインフォテインメントディスプレイと、「コンチネンタルGT」と同様の回転式12.3インチタッチスクリーンも期待できるかもしれない。またフルデジタル化されたクラスタ、修正されたトリム、運転支援システムの搭載も見込まれている。

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ベントレー ベンテイガ 改良新型 プロトタイプ

超高級SUV市場は、ロールスロイス「カリナン」に続いて、メルセデス「マイバッハGLS」、アストンマーティン「DBX」の登場で激化しており、競争力を高めるためにも内外とも大幅に進化することが必至といえる。

予想されるワールドプレミアは2020年前半で、早ければ3月のジュネーブモーターショーと思われる。

 

ボルボ「90」ファミリーを大規模マイチェンへ、豪雪の北欧で『S90』をスクープ

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ボルボは現在、「90」シリーズの改良新型をテストしている。今回は、スウェーデン北部でフラッグシップセダンである『S90』プロトタイプの姿をカメラが捉えることに成功した。

捉えたS90は、フロントエンド及びリアエンドをテープでカモフラージュ。ヘッドライトのアウトラインに変化は見られないが、内部グラフィックが刷新されるようだ。またフォグランプ周辺には再設計されるエアインテークを隠すテープが貼られ、グリルスラットはフェイスリフトされたクロスオーバーSUV『XC90』でみられるユニットと同様に凹型のデザインが予想される。

リアエンドでは、新グラフィックのテールライトの一部が露出、より立体的なものになる可能性がある。テープで隠されている部分やディフューザーも新デザインになることが濃厚と言えそうだ。

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ボルボ S90 改良新型 プロトタイプ

室内では、Andoroid OS、Google Assistant、そのほか接続サービスを備えた新しいインフォテインメントシステムを搭載し、無線による更新がサポートされる。また最新の「City Safety」と「Oncoming Lane Mitigation」を含むドライバー支援システムのアップデートもなされるだろう。

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ボルボ S90 改良新型 プロトタイプ

パワーユニットでの注目は「T」と「D」に加え、「B」の初設定だ。これは『XC90』に搭載された同社初のマイルドハイブリッドで、エネルギー回生ブレーキシステムの搭載により、最大15%の排出ガスが削減できるものとなる。

「90」ファミリー改良新型は、2020年4月から6月にかけて「S90」「V90」「V90クロスカントリー」が順次デビューすることが予想されている。

VW、2025年に150万台のEV生産へ…当初計画を前倒し

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フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は2025年に、フォルクスワーゲンブランドが年間150万台のEVを生産する計画を発表した。

これは、当初の計画を前倒しするものだ。フォルクスワーゲングループの最新の計画では、フォルクスワーゲンブランドが100万台のEVを生産するのは、以前の計画よりも2年早く、2023年の終わりになる見通しという。

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フォルクスワーゲンID3

フォルクスワーゲンが電動化攻勢の中心に据えるのが、「ID.」ファミリーだ。最初の市販モデルとして、『ゴルフ』セグメントに属するコンパクトEVの『ID.3』を2020年に発売する。これに続いて、SUVセグメントには『ID. CROZZ』を投入する予定で、さらにMPVの『ID. BUZZ』を順次、市場に導入していく。

ID.ファミリーは、フォルクスワーゲングループが開発した電動車専用プラットフォーム、「MEB」(モジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス)をベースとする。このMEBは、コンパクトカーからSUVや商用バンに至るまで、幅広いセグメントに使用することができる特長を持つ。ID.ファミリーの車台では、モーターがギアボックスとともにリアアクスルに組み込まれ、バッテリーが他のコンポーネントと共に車両のフロア下に効率よく搭載される。

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フォルクスワーゲンID3

モーターからリアアクスルへのパワーの伝達は、1速ギアボックスを介して行われる。WLTP基準による航続は、330~550kmだ。出力125kWhの急速充電システムを利用すると、30 分以内にバッテリー容量の80%を充電できる。

メルセデス・ベンツ、CESに新しいコンセプトモデルを出展。実用化が計画される技術を採用か

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メルセデス・ベンツ、CESに新しいコンセプトモデルを出展。実用化が計画される技術を採用か

メルセデス・ベンツは、1月7日より米ラスベガスで一般公開される見本市コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)に、新しいコンセプトモデルの出展を予定している。開幕が目前に迫った1月3日、コンセプトカーを予告する映像をSNSを通じて公開した。

公開された映像は、車両の一部を映したもので、光が照射する様子を捉えている。詳細は不明だが、新技術やハイテク関連の出展が多い同見本市の傾向を踏まえると、将来的に実用化が計画される技術、または新技術を取り入れたコンセプトモデルだと思われる。

なお、昨年のCESではメルセデスは、「CLAクーペ」の新型や、ボディ交換が可能な自動運転車のコンセプト「Vision Urbanetic(ヴィジョン・アーバネティック)」を披露している。

なお、メルセデスは同コンセプトモデルのほか、「EQC400 4MACIC」や「ヴィジョンEQC」の展示を予定している。

【生産終了】BMW 3シリーズ・グランツーリスモ 後継モデルは存在せず

コスト削減と効率化によるモデル廃止

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BMWの3シリーズ・グランツーリスモは2020年の価格表に載っておらず、後継モデルがないまま生産を終了することになった。

モデルを絶版にするという判断は、大規模なコスト削減と効率化の一環によるものである。

3シリーズ・グランツーリスモは、プレミアム・セダンのベストセラーである3シリーズのハッチバック・モデルとして2013年に発売され、セダンとツーリングとともに販売されてきた。

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セダンの外観と、ツーリングの実用性を併せ持つ3シリーズ・グランツーリスモは、これらのモデルよりも長くて幅が広く、室内空間も広いのが特徴だ。

BMWがSUVのラインナップを拡充し、3シリーズ・グランツーリスモと同じように広い室内空間と高いドライビング・ポジションを持つモデルがあることが、後継モデルの開発を止めた理由のようだ。

この決定は、クルーガーの声明の中で発表のあった、BMWによって行われている大規模なコスト削減策の1つであった。

120億ユーロ(1兆4460億円)のコスト削減


同社は、120億ユーロ(1兆4460億円)以上のコスト削減を目指している。

他のコスト削減策としては、BMWが2つの新しいフレキシブル・プラットフォームへ移行したことで可能となったものがあげられる。

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具体的には、現在のドライブトレインの種類を2021年までに最大で半分にまで減らすこと、モデル・ラインナップを整理すること、新車の開発プロセスを最大で3分の1に短縮することなどがある。

カモフラージュの下にあるものは…BMW X2初の改良型、2021年デビューへ!

「eDrive」採用フルEVやプラグインハイブリッドをラインアップ

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BMWは、コンパクト・クロスオーバーSUV「X2」に設定されるプラグインハイブリッドバージョンを開発中だが、改良型となるプロトタイプをカメラが初めて捉えた。

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BMW X2 改良新型プロトタイプ

X2は2016年パリモーターショーにて「コンセプトX2」を発表、その後2018年に市販型が公開され発売されており、これが初のLCI(Life Cycle Impulse=改良モデル)となる。

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BMW X2 改良新型プロトタイプ

キャリアカーで輸送中を捉えたプロトタイプから、最も顕著なアップデートは、完全に隠されたカモフラージュの下にある全く新しいグリルで、最新ラインアップにならって大型化が予想される。またヘッドライト内部のLEDデイタイムランニングライトが再設計されるほか、ステッカーが貼られたフォグランプ部分も修正するはず。

 

このプロトタイプは初期開発車両のため、まだ着手されていない部分も多いと思われ、今後リアバンパー、テールライトなども新デザインとなる可能性が高い。

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BMW X2 改良新型プロトタイプ

キャビン内では、デジタルインストルメントクラスタのアップデートや、最新のインフォテイメントシステムやソフトウェアを搭載するはずず。 

 

パワートレインは、最高出力140psを発揮する1.5リットル直列3気筒ターボエンジンを搭載する「xDrive18i」、および最高出力192psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボエンジン搭載の「xDrive20i」などがキャリーオーバーされる見込みだが、パフォーマンスや燃費の向上が図られる可能性もある。

 

さらに今後、現行モデルに設定される第5世代ドライブトレイン「eDrive」を採用するフルEVや、1.5リットル直列3気筒ターボチャージャー+電気モーターのプラグインハイブリッドもラインアップされます。

 

LCIモデルのワールドプレミアは、2021年内が有力です。

スバルの特別仕様車「フォレスター X-Edition」

2020年1月23日 発売

フォレスター X-Edition:317万9000円 

フォレスター X-Edition 

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フォレスター X-Edition

フォレスター X-Editionは「Premium」をベースに、ベース車に標準装備されるアルミパッド付スポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)や光輝ウィンドウモールを省きつつ、タフに使える装備や外観の力強さをさらに際立たせるアイテムを採用。

エクステリアでは、ベース車ではダークメタリック塗装+切削光輝の18インチアルミホイールが装着されるが、X-Editionではガンメタリック塗装の18インチアルミホイールを採用。さらに、フロントグリルやフォグランプカバー、フロント6連星オーナメントにダークメッキ加工を施し、タフさを演出した。

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ガンメタリック塗装の18インチアルミホイールに加え、ダークメッキ加工のフロントグリルやフォグランプカバー、フロント6連星オーナメントを装着

インテリアでは、通常はファブリック/トリコット+合成皮革となるシート表皮をはっ水機能を持つファブリックシートに変更。さらに、カーゴフロアボードにもはっ水機能を持たせ、日常だけでなくアウトドアなどのアクティブなシーンでの使い勝手も向上させた。そのほかにも、リアゲート連動のカーゴルームランプをLED化するとともに、通常は設定のないLEDリアゲートランプを特別装備して、暗い場所での利便性を高めた。

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シート表皮は、はっ水機能を備えるファブリックシートに変更

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カーゴフロアボードにもはっ水機能を持たせ、使い勝手を向上。さらに、リアゲート連動のカーゴルームランプをLED化するとともに、通常は設定のないLEDリアゲートランプを特別装備

先進安全技術は標準装備の「アイサイト コアテクノロジー」に加え、通常はオプションとなる「スマートリヤビューミラー」「フロントビューモニター」を含む「アイサイトセイフティプラス(視界拡張)」を特別装備した。

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フロントビューモニターに加え、「スマートリヤビューミラー」を装着して後方の安全性も向上

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パワートレーンは、ベースモデルと同じ最高出力136kW(184PS)/5800rpm、最大トルク239Nm(24.4kgfm)/4400rpmを発生する水平対向4気筒DOHC 2.5リッター直噴エンジンを搭載。トランスミッションにはリニアトロニックCVTを組み合わせる。